働く女性として“仕事と家庭の両立”を考える① -華の独身生活から結婚へ、ライフスタイルの変化にどう対応する?-

松本 奈津子(株式会社セリオ)

更新:2016-03-22

仕事に一生懸命取り組んだ「独身時代」

『華の独身生活』とよく言いますが、どちらかと言うと私は結婚願望が高く、早く家庭を築きたいと思っていましたし、子どもも早ければ早いほど良いと思っていました。
保育士と幼稚園教諭の資格を持つおかげで、将来結婚をして子どもを身ごもることでの自分の生活にも全く不安はありませんでした。
それでも独身時代は、責任を持って仕事に取り組み、独身中の仕事で、将来の自分のために自分の業績を残したい…と、10年、腰掛け社員にはならないようにやってきました。
そのため独身時代の終わりには、仕事にもやりがいを感じ、役職にも付き、責任ある仕事を任せてもらい、しっかり人生の目標を一つ達成しましたが、その反面、婚期も遅れ、人一倍結婚願望が強かった私は職場でもそれがネタになることがしばしば。

結婚をしても仕事は続けたい、その現実は……
何だかんだでやっと30歳を越えて結婚…やっと夢の生活に…!と思いきや、すぐに仕事と家庭の両立という第一段の壁に当たりました。
結婚しても仕事を辞めるという選択は元々なく、どのように仕事と家庭を両立するかということしか考えませんでしたが、自分では案外上手く両立できるだろうと踏んでいましたし、結婚してもあまり生活が変わるようなイメージがありませんでした。
しかしながら主人は不規則な週変わりのシフト制で深夜出勤や朝方出勤、通常出勤…といろいろパターンがあり、私は独身時代からの仕事スタイルを変えることもなく、日付が変わる間際に帰宅していたので、結婚しても一緒に食事をすることはほとんどありませんでした。
私が帰宅すると主人はすでに就寝中。
私は一人で夕食を済ませ、お風呂や洗濯、その後、深夜の2時頃に次の日の主人のお弁当と夕食を作って主人を起こし、出勤を見送ってから就寝…という日が続きました。

家事も、仕事も、私を成長させてくれた
休日がある程度一緒なのがうちの夫婦の救いでしたが、そんな過酷な生活でも、今思えば、責任ある仕事を自分なりにめいっぱい頑張ることと、妻の責任として家のことを全て行うことで、充実を感じていたように思います。
家事と仕事の両立は、確かに難しいとは思いますが、自分を成長させてくれる“大きなチャンス”と考えてみてはどうでしょうか?仕事を続けることでスキルアップできるように、家事と仕事に一生懸命取り組むことで、これからの人生をより豊かなものに変えてくれることでしょう。

 

執筆者

  • 松本 奈津子
  • 株式会社セリオ
  • 平成17年 株式会社セリオ入社
         人材派遣 コーディネーター 登録・面接・派遣先への配属などを行う
    平成21年 学童保育(トレジャーキッズクラブ)立上げ 指導員として1年
         マネージメント業務(指導員の採用・教育など)1年
    平成24年 課長昇進
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