暗算力UPのトランプゲーム

安田 真奈(映画監督・脚本家)

更新:2016-12-02

子どもの習い事、そろばん。計算力がつくし、集中力がつくし、人気がありますね。
息子(小4)が小学校に入学した時、学ばせたいなぁと考えましたが、通いやすい距離に教室がなく、働きながら週2~3回の送迎は難しいので断念しました。
そこで、せめて「算数が嫌い、計算が苦手」にはならないでほしいと考えたのが、「暗算トランプゲーム」です。 一緒にあそびながら、数に親しんでもらいます。

例えば、写真のようにカードを並べた場合、二種類のゲームができます。

【小さい子でも簡単♪ 暗算トランプゲーム「いっと」】

まだ計算できない頃でも、数字遊びを楽しめます。「いっことばし」から「いっと」と命名。
■全てのカードを伏せて置く。写真のようなドーナツ状に。数は適当。
■どの山からでもよいので、一枚めくって真ん中に。次の人も一枚めくり、重ねて置く。
■前のカードと「いっことばし」の数なら、カード上にベタっと手を置いて確保!
早く手を置けた者が、真ん中のカード全部をもらえる。
4の次なら、2か6で確保できる。
Kの次なら、Jか2で確保できる。
■ジョーカーが出たら、前の数が何であっても確保できる。
■確保した枚数で勝負!

【足し算をガンバロウ! 暗算トランプゲーム「10」】

こちらは、二けたの計算ができるようになってから。
■全てのカードを伏せて置く。写真のようなドーナツ状に。数は適当。
■どの山からでもよいので、一枚めくって真ん中に置く。
次の人も一枚めくり、重ねて置く。足し算していく。
■合計が「10の倍数」になったら、カード上にベタっと手を置いて確保!
早く手を置けた者が、真ん中のカード全部をもらえる。
■カード「10」が出た時は、合計数に関係なく、確保できる。
■ジョーカーは「+5」扱い。
■確保した枚数で勝負。

 

 

▼2~3人だと盛り上がるのが、足し算引き算を使う争奪戦です

【13までの足し算ができたら♪ 暗算トランプゲーム「足したり引いたり」】

■ジョーカーを除く全カードを、表向けに適当に並べる。
■ジャンケンで勝った人が、1~13の中で、好きな数を叫ぶ。例えば「10!」の場合。
“足したり引いたり”して、「10」になる二枚組を争奪!
「8+2=10」「J(11)ー1=10」など。
カード「10」は一枚でOK。
二枚組で取れなくなったら、「三枚OK」にして、三枚組で争奪!
「Q12ー(K13ーJ11)=10」など。
■何組とれたかで勝負。

他にも、引き算や掛け算を使ったゲームがいくつかあります。
トランプだと、計算ドリルよりも楽しく取り組めるので、簡単な暗算なら割と早くできるようになります。

また、年長さんや小1なら、トランプ不要の「お風呂暗算」もあります。湯船から両手で数字を出して、「2たす5は?チッチッチッ、ドブーン!」という風に、手がお湯に沈むまでに答えを言ってもらいます。タイムリミットのハラハラ感で、お風呂タイムが盛り上がりますよ。

はじめての授業、はじめての算数。苦手意識をもたず、楽しんで取り組んでほしいですね。


※映画監督・脚本家 安田真奈公式サイト 「工作部屋」に、トランプゲームを掲載しております
http://manafilm.web.fc2.com/handmade.htm

 

執筆者

  • 安田 真奈
  • 映画監督・脚本家
  • ふぁみなび:安田 真奈紹介ページ